toggle
私たちの想い
どんな暮らしをしたいか。
10年後、30年後と先のことまで考えて、少しおおらかな気持ちで住まいづくりを考えると、
つくりすぎず、いろいろに対応できるシンプルな空間がちょうど良いと考えます。
その中で、私たちは次の3つのことを大切にしています。
1.敷地がもつ可能性や周辺環境を読み取りながら、光や風、風景等を取り込み、季節を感じることが出来ること。
2.それぞれの場所が、変化する家族や生活スタイルにいろいろに対応でき、家族の気配を感じることが出来ること。
3.自然素材や手づくりによる豊かさを感じられること。
その土地と、住む人の個性と、素材の特性。
いろいろな『らしさ』を読みとき、デザインし、設計から施工までお客様とともにつくりあげていきます。
『らしさ』を大切に、あなたらしい空間を一緒につくりませんか?

1. 設計の想い

家族構成、習慣、住む人の好み。
そこから『らしさ』を引き出し、整理することで、永く住み続けられるお客様らしい空間を形にします。
シンプルな間取り
室をつなげたり区切ったりすることで、ライフスタイルの変化に柔軟に対応する自由度の高い間取りを提案します。
土地らしさ
光、風、景色等の土地や場所らしさを読み取り、季節を感じながら、ずっと家にいたくなるような気持ちのいい空間をデザインします。
住み継ぐ
何十年後の生活にも対応を考えた間取りと家具。伝統構法と無垢材や漆喰などの自然素材で、安全で健康に住み継がれる家をつくります。

2. 技術の想い

お客様の健康を第一に、要望建物の寿命、日本の気候風土等に合わせ最良な構法、構造を選びながら熟練大工の手でつくります。お住まいなら「伝統構法」で建てることを推奨しています。
木組み
家の骨組みとなる柱や梁に手作業で加工を施し、それらを組み合わせてつくる技術です。接合に釘や金物は極力使わないようにして木をジャングルジムのように組むことで、木の特性を最大限に活かし、地震や風等の力に柔軟に耐える構造が出来ます。接合に金物を使わないのは、木と金属が触れると結露等により、サビや腐りが発生し、大切な木の接合部分が壊れやすくなってしまうので、このような接合を推奨しています。
免震構造
伝統構法は、在来構法のような地盤と建物を固定し壁の強度を上げて地震の力に耐える耐震構造と異なり、地盤と建物を離して地震の力を逃す免震構造です。地震が起きた場合、全体がずれるのと同時に、骨組みの材同士がめり込んだり土壁にヒビが入ることで揺れを吸収し、地震に耐える構法です。

3. 材料の想い

健康を保つ為の材料には、日本の気候風土に合う自然素材を起用します。日本の山で育った木材や、その土地で手に入る天然の材料は人をほっとさせる癒しの材料でもあります。
無垢材
無垢材は、接着剤等で木を張り合わせず、丸太から切り出したまま使う素材です。木は伐採後も呼吸するため、調湿効果があります。木がおりなす木目はゆらぎ効果を生み、木が発散する「フェテンチッド」という香り成分はリラックス効果があります。そのため森林浴へ行かなくても家に居れば心身共に元気にしてくれます。
土壁
柱と柱、貫(ぬき)と貫の間に竹を格子状に編みつけ、そこに水と藁を含んだドロドロの土を塗って作る壁です。蓄熱・調湿・遮音・匂いを吸着する効果を持ちます。梅雨時期は湿度を下げ、夏は涼しく、冬は室内の暖かさを保ちます。健康で快適に過ごす為の万能な構造壁材です。
漆喰
古来より使用されている、代表的な壁材です。消石灰を主原料とした壁の上に塗る材料です。強アルカリ性のため、有機物を分解する作用があり、カビやダニの発生を抑えます。多孔質な構造で、湿度の調整に優れ、結露しにくいのも特徴です。また建築基準法で防火材として認められています。漆喰のもつあたたかい白色が、室内に優しい光を拡散させてくれ、居心地の良い環境をつくります。
障子・襖
和紙を使った障子や襖は、保温・調湿作用を持ち、光を柔らかく透過し拡散させるので柔らかな空間を作り出してくれます。また壁と違って取り外しができる間仕切りで、部屋の広さを自由に変えることができます。室内外の空気の動きに対し、フィルターの役目を果たしてくれるので空気を綺麗に保ってくれます。