樽見鉄道樽見駅うすずみふれあいプラザ
駅舎ですが多目的な用途として使えるような空間を求められました。春は雨にぬれない待合室として、夏は地元で開催される夏まつりの集いの場として、秋は景色を切り取り自然を眺める美術館のように、冬は雪が積もっても安心してホームまで行ける回廊として、どんなときにも自然と人が集まれる空間を大切に考えました。そのため伝統的な田の字形平面を持つ民家のように自由自在のスペースをつくり、使い方を限定せず、建具や家具により空間をいろいろに使っていただけるように設計しました。また、広場を囲み、必要最小限の壁をつくる平面とすることにより、室内外を一体化したような空間をつくり、多くの人々に気軽に利用していただけるように心がけました。この広場の大きさは、淡墨桜の枝はりの大きさを示しています。木の葉をイメージしたベンチもデザインしました。
所在地 | 岐阜県本巣市 |
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延床面積 | 37.27㎡ |
構造|用途 | 木造平屋建 |